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プロフィール
ディレクター

田村 富美子

2010年に「ひとり親の在宅就業支援」としてKADOがスタートした当初から研修生として参加。約2年間の研修後ワーカーメンバーとして働き、2018年、ディレクターに抜擢。現在は主に安曇野拠点に出勤し業務にあたる。平日はKADO、土日は介護施設での仕事をこなすエネルギッシュな女性。「デイサービスの利用者さんとのコミュニケーションは癒やしであり、人生勉強でもある」。とっておきの楽しみは、大好きなアーティストのライブ。

小さな一歩を積み重ね、
確かな自信へとつなげて

元々KADO塩尻でお仕事をされていて、現在は主に安曇野拠点にいらっしゃるそうですね。どんなきっかけで安曇野拠点に関わるようになったのですか。

開所当時、私が塩尻でディレクターを務めていた業務を、安曇野でも行うことになったのがきっかけです。

安曇野拠点では、私を含め3人のスタッフで業務を管理しています。さらに私は塩尻の業務もいくつか持っているため、担当数はディレクターの中でも多い方です。両拠点分を合わせて、多いときは6~8件ほど同時進行していることもあります。

私1人で全ての現場の隅々まで目配りするのは難しいのですが、サブディレクターやリーダーという心強い存在があるので大丈夫!たとえば、安曇野拠点の5人のチームで行う電子番組表の内容チェック業務では、ワーカーメンバーの中心であるリーダーさんに現場をお任せしています。

以前は対面で行う仕事でしたが、コロナをきっかけに、オンライン上で業務が完結するように変えました。ある意味で対面以上にチームワークとコミュニケーションが欠かせませんが、固定メンバーで長く続いていることもあり、あうんの呼吸で連携してくれています。

安曇野拠点スタッフ

長く活躍されている方がいらっしゃる一方で、新規登録してくださるメンバーさんの存在もありますね。

はい。メンバーさんの中には組織での仕事が合わなかった方、その延長線上で心に傷を抱えている方もいらっしゃいます。それでも皆さんが一歩踏み出し、KADOに登録してくれた気持ちを、私は何より大切にしたいと思っています。メンバーさんの個性を大切にそれぞれに合った業務をお願いするなど、自信や安心感を持って働ける場所を整えていきたい。環境次第で、人の気持ちはいくらでも前向きになれるはずですから。

メンバーさんとは仕事のこともそれ以外のことも、気軽に色々話したいです。安曇野拠点は小規模な分、メンバーさん一人一人の顔がわかるのが良いところ。これから規模が大きくなっていっても、この心地よい距離感はそのままでいたいですね。

今ある良いところを生かしつつ、今後の安曇野拠点のさらなる発展のためにどんなことを考えていらっしゃいますか。

継続的かつ、さまざまな分野の業務を増やしていきたいです。たとえば、単発の封入作業のようなもの以外で、PCのスキルを問わない業務があっても良いと思います。これがネックとなって、メンバーさんにとっての選択肢が減ってしまうケースもありますから。

また安曇野拠点は市町村から請け負う仕事が多いので、引き続き自治体と密な連携を取りつつ、同じ志を持って取り組んでいきたいと思います。KADO塩尻の取り組みが他の自治体からモデルケースとして注目されるようにもなってきているので、多様な働き方のできる場がもっと広がっていけばいいですね。

ありがとうございました。最後に、田村さん個人としての目標をお聞かせいただけますか。

私、そういうの持たないんです(笑)とにかく「今」をがんばる!今できることをコツコツやれば、一歩ずつでも確実に進んでいける、いつの間にか高い山だって登れてしまうと思うので。

もしかしたら皆さんの中には、一歩踏み出すことを迷っている方もいるかもしれません。私も今までたくさん迷ったり失敗したりしてきたけれど、チャレンジしたことは確かな経験となって生かされています。小さな一歩は、実はとても大きな一歩だと思います!

これから働く皆さんへのメッセージ

「自分にも何かできるかもしれない、変われるかもしれない」KADOに登録してくださった方たちのそんな思いを、私たちは一番に大切にします。皆さんが安心して働ける場所づくりにつなげていけるよう、どんなことでもスタッフに気楽に話してくださいね。

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