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プロフィール
ディレクター

笠原 史恵

2010年、「ひとり親の在宅就業支援」としてKADOが立ち上がった当初の研修生からスタート。ワーカーメンバーを経て、2016年にディレクターに抜擢、今年で7年目を迎える。「見過ごすべきでないことには臆せず意見する」という、KADOにとってかけがえのない存在。裁縫や農作業、読書、ドキュメンタリー番組の視聴と、趣味と好奇心は無限大。「まだまだやりたいことがたくさんあります!(笑)」と明るく語る。

興味は幅広く!
きっと世界が広がります

KADOの最初の研修生として、1年半ほど学ばれたとお伺いしました。

ええ。当時のKADOは、現在のような「働く」場というより、仕事に繋げるためのさまざまなスキルを磨く場で、PCの基礎はもちろん、ホームページ制作やPhotoshop、Illustratorまで学びました。KADOオフィスでの講座に参加できない時は、在宅で録画データの視聴などを利用しながら、勉強と子育ての両立をすることができました。受講前の私は、PCを使うといえば、時々友達にメールを書くくらいだったのに…本当に変わりましたね。

身につけたスキルをどう活かしていくか、当時は具体的には考えていませんでしたが、きっと何かしら将来に繋げられるのではないかと思っていました。そして今、KADOのディレクターとしての仕事に、この時学んだことは大いに役立っています。

現在はどのような業務を担当されていらっしゃるのですか。

私が担当しているのは、東京に本社を置くIT系企業様のバックオフィス業務。現在は約40人のワーカーメンバーさんが、注文書の作成や経理、福利厚生に関わる事務処理など、幅広い業務に携わっています。

遠方のクライアントさんなのですね。どのように関係を築いていらっしゃるのでしょうか。

クライアントさんのご理解なくして、私の担当業務は語れません。

コロナ禍に入った頃、それまでこの業務では認められていなかったメンバーさんの在宅ワークが可能になりました。同じタイミングで、KADOへの業務委託量が増えましたが、メンバーさんご家族の学校休校や外出不安など、コロナ禍特有の悩みを抱えながらここまで継続できてきたのは、クライアントさん側からの在宅ワークのご提案があったおかげだと感謝しています。

その他にも、チームのweb会議に同席してくださったり、最近では時々KADOオフィスを訪ねてくださったりと、普段は遠方にいらっしゃっても「顔の見えるクライアントさん」。メンバーさんたちの顔と名前も覚えてくださっているんですよ。

背景にはwithコロナ時代もありますが、テレワークが可能になったことで家庭との両立も楽になり、メンバーさんたちの働きやすさはぐんと向上したと思います。

 

お互いに仕事のしやすい、良い関係であることが伝わってきます。

では、メンバーさんたちとの関わりで心がけていることなどありますか。

さまざまな業務の中から、まず入口となる仕事に携わっていただく時には「このメンバーさんはどんなことが得意なんだろう」と考えます。必ずしも最初から、皆さんの希望の業務に就いていただけるとも限らないのですが、たとえご自身が苦手と思われることだとしても、「何かしら可能性を見出せるのではないかしら」と。

たとえばあるメンバーさんは、日ごろの作業がとても丁寧でミスも少なかったんです。そこで、特に正確さが求められる名刺の文字入力をお願いしたところ、最初はPC操作が苦手でしたが、Excelでの操作が日に日に上達し、自信もついて、主体的に働くことや収入を得られることがとても楽しくなったのだそう。

それから、私の担当チームはメンバーさんの年齢層が幅広く、10代~70代の方までいらっしゃいます。最年長の方も「まだまだ現役でがんばりたい」とおっしゃってくださるんですよ。

ディレクターさん冥利に尽きますね!

本当に、こういったお話を聞けるのは、この仕事をしていて一番うれしいことですね。「メンバーさんたちに、楽(らく)なことばかりじゃないけど、前向きに楽しく仕事をしてほしい」というのが、私の心の根っこにある思いですから!KADOが働く皆さんの気持ちに応えられる場所であるよう、これからも努力を続けていきたいと思っています。

これから働く皆さんへのメッセージ

我ながら多趣味な私が思うのは、「いろんなことに興味や関心を向けると、物事の見方や考え方のバリエーションが広がる」、そして「得た知識を活用できると、物事がうまく運ぶ場面が増える」ということ。もちろん、仕事に活かせることもたくさんあるはずです。「PCを使う業務なら、PCだけできればいいかな…」という考え方ではもったいない!ぜひ、幅広い好奇心を持っていてほしいですね。

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